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親指Blog

キーボードによる文字入力関連(主に親指シフト)のBlogです。過去記事には色々入ってますが気にしないでください。

ひらがな頻度TOP10によるNICOLA随想

配列

 

 各サイトのかな出現頻度データを適当に並べてみた。正確さなどはある程度無視。

 句読点は本来なら欲しい所だが、データによって上下がある上に、抜いてあるデータもあるので今回は除外。(だがかなり重要なキーだとは認識している。)

※段数は、スペースキーがあるのがA段~数字キーがE段と呼ぶ。ホームポジションがあるのはC段

 

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 TOP5は「いうんかし」で、これはどこでも大した変動は無し。

 1位はどのデータでも「い」。NICOLAではホームポジションの右手薬指で、押しやすいことは押しやすいのだが、なぜ薬指なのだろうか? ちなみに旧JISかなではD段目左中指、ローマ字入力ではD段目右中指に割り振られており、共にホームポジションではない。どれも押しやすいポジションではあるが、この微妙なズレ方が結構面白いと思う。(ローマ字での出現頻度を一緒にするなという話もあるが。)

 

 2位3位は「う、ん」。面白いのは、NICOLAだとこの二つが両小指に割り振られているところだ。ホームポジションとは言え、これだけ使用が激しいかなが小指の担当なのだ。その上句読点も小指担当。そりゃローマ字入力してる人がNICOLAを練習したら腱鞘炎にもなろうというものである。(そんな事実はありません。)

  

 4、5位も面白い。「か、し」だが、5位以内では「か」は唯一のD段キーだ。そして「か、し」は共に左薬指の割り当てである。なぜ薬指なのか。なぜ左なのか。興味は尽きない。

 

  そしてここまでを考えてみると、恐ろしいことにNICOLAでは出現頻度1~5位までのかなは、なんと小指と薬指にしか割り振られていないのである。まるで小指から順番に良く使うキーを割り振っているかのように。

 

 続けよう。6、7位は「と、の」。ここで初めて同時打鍵が出てくる。「と」は右人差指ホームで、「最も押しやすいキー」といえるだろう。ところが同程度出現する「の」は、ホームとはいえ同時打鍵となっている。 ~と、~の、という使われ方が多いのかもしれない。~は、~と、~の、で右手人差指、中指の担当でまとめられているのだろうか。

 

 8、9位は「た、て」だろうか。「た」は7位でもいいかもしれないが、ここでの1位程度の順位の上限はあまり関係しないのでよしとしよう。このふたつのかなは左中指のD段C段で使用頻度にほぼ合った配置といえるかもしれない。個人的にはもっと上位のかなを割り当てて欲しいと思ったりもするが、連続運指などの関連かもしれないのでここではひとまず置いておく。

 

 10位あたりには「な、つ、っ」が混在している。ここでもちょっと面白いのは、「な」は左中指同時打鍵で、同時打鍵キーの中で上位4番目という使いやすい配置なのだか、「つ」は右薬指D段、「っ」は右ホームだが小指同時打鍵と、使いにくい配置になっていると言えるだろう。使いやすい使いにくいが混在しているということは、利用するデータによって配列が左右される証明みたいなものではないだろうか。

 

 さて、NICOLAホームポジションのかなは「うしてけ(せは)ときいん」である。単純にデータと照合すると、「てけき」は10位以内に居ない。なんと最もよく動くであろう左中指人差し指、右手中指がTOP10のかなに割り振られていないのだ。

 

 しかし、NICOLAでは特徴として

 ・各指の負担を、大きい順に人差指・中指・薬指・小指とする。
・ホームポジョンの使用率を最も高く、次いで移動が容易な上段、最後に下段の順とする。
(出典: NICOLA配列キーボード 日本工業規格(JIS)化要望書

 と、ある。

 

 もちろんここまでの考察はただ単なるデータの一面しか見ていないのは承知している。運指であったり濁点、半濁点やn-gramの問題もあるだろう。しかし、ただ単純に打鍵数が多かったり受け持ちキーが多いというのは、根本的な問題となるのではないだろうか?

 

 その疑問は、まさに今熱を持っている私の両薬指小指が答えている気がする。