親指Blog

キーボードによる文字入力関連(主に親指シフト)のBlogです。過去記事には色々入ってますが気にしないでください。

何事も最初は苦労があるものだ

 以前からキーボードの自作をしようと色々計画を練っていたが、先日レーザーカッターが安く使える所を見つけたので「作るか」と、ついに重い腰を上げた。

 

 外はあったかくて良い天気で自転車で走ろうと思っていた。どうせならスイッチのマウント用プレートデータを作って10キロほど先にある店まで走ればいいなと、せこせことイラレを弄っているとあっという間に日が暮れた。作っているのは前々から欲しかった40%キーボード(普通のキーボードの4割のキー数〈40~43個〉)なので、ざっと作ればすぐ切りに行けると思っていたのだが、太陽の動きは思いの外俊敏である。

 

 綺麗な夕焼けと共に焦りながらマウスを操作していたところ、重大な問題が発覚する。なんと、キーボードのスイッチ位置を決めるには、キー配置がどうなっているかを正確に決める必要があるのだ!(当たり前)

 

 とにかくレイアウトを決めようと、ネットを漁ってテンプレを探すと、面白いサイトを見つけた。

Keyboard Layout Editor

 

  さすがGithub。なんでもある。

 ここで弄ればキー配置は自由自在に設定できる。これはいいと弄り始めたら、まあ時間が飛んで行く飛んで行く。日が暮れるどころか、あっという間に日付が変わろうとするところまできてしまった。おかしい。騙されてる。俺の日曜を返せ。

 それでできたのが、この配列である。

 

アーススター配列

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  Earthキーが下段レイヤー(キー下段)、Starが中段レイヤー(キー中段)。

 

 特徴

  • キーのグリッド配置で、タイピング時のロスを低減。
  • テンキーを40%キーボード内に納めて、かつ入力が簡単にできる。
  • 記号はキーボードに表記しているものすべて網羅。102キーフルに打てます。
  • カーソルもEarthキーで右ホームをくずさずに移動。
  • ZキーのNum(Lock)を使えばStarレイヤーにロックされ、テンキーや四則キー、$¥などがすべて単独キーで入力可能。カンマ、ドットも単独で配置。普通の102キーより便利なはず。
  • 英語日本語の切替用のIMキー(Ctrl+Space)を単独にし、日本語と英語の切替を一瞬で行える。英語はIM通さなくなるけど、その方が早い。どうしても通したい用に、IMの拡張に全角/半角とCaps Lockを入れておく(入れられれば)。
  • そして、親指シフトも可(やまぶきR等のFEP使用)。

 

  ちなみに、日付が変わった頃に大体のレイアウトが決まり、足りない記号は無いかと探していたら、日頃使ったことの無い記号を見つけた。@キーの上に表記されている「`」だ。アキュート・アクセントというらしいが、今まで全く使ったことがなかった。Firefoxを使ってどうやって使うのか調べ、Wordを使って表記させる方法を試していたら、Firefoxが落ちた。Wordではない。「Firefoxが」である。

 上記にあるが、私はキー配列をGithubを使って作っていた。そしてその時まで、私はGithubにユーザー登録をしていなかった。

 これがどういうことかというと、「MS死ね」ということだ。

 

 まあ一度組んだキー配置だから再現するのはそれほど苦労はなかったが、それでも寝る時間が2時間ほど遅くなったことは間違いない。

 

 はやくイラレデータを作って、来週はレーザーカッターを使いに行かねば…。