親指Blog

キーボードによる文字入力関連(主に親指シフト)のBlogです。過去記事には色々入ってますが気にしないでください。

ORZ修正

 昨日ちょっと長めの記事を書いたのだが、見事に右小指が痛くなり、今日の夕方まで痛みが引かなかった。腱鞘炎まっしぐらである。

 

 というわけで、これを機会に前から考えていたキーレイアウトの変更を実行してみた。

f:id:hooligan:20151009181147j:plain

 ポイントは、やはり「っ」の独立キー化。Zキーが(なぜか)空いているのでそこに配置。あとは前々から考えていた「」『』や・…・・・:;:などよく使う記号の集中化である。

 

 真ん中の3キーを完全にランチャー化し、記号を配置した。覚えるのがとても簡単。あと時間の記述などで意外とよく使う「:」(半角コロン)も@キーに独立させた。ここはちょうど「つ」と「、」に挟まれた死角のようなキーで非常に押しにくく、元来のNICOLAでも「,」が入っている。しかし元々「,」は半角で使う物だし、「.」とセットで使う物だから出来るだけまとめたかった。全角コロンセミコロンは同時打鍵で十分。

 あとは「・・・」も独立させた。これでだいぶ右手小指の打鍵は減ると思う。

 あと、ついでにバックスペース(BS)を正式NICOLAと同じ位置(Enterの隣)にしてみた。私はこの配置が嫌いで、Mac親指シフトキーボードを使っていた頃はこのキートップを外していたぐらいだった。ワンキーのミスタッチでそれまで入力して確定していない文字が全部消える仕様は理解できなかった。しかしPC用のIMなら、BS一発ですべて消えることが無いので試してようと思ったのだ。

 

 と、ここまで打って、左手小指の「っ」は意外と使いにくいかもしれないと思っている・・・。

ORZその後2

と言うよりNICOLAのその後かな。

 

 運指自体はほぼ思い出して出来るようになった。ただ、問題もちらほら。

 

 ORZレイアウトは非常に良い。慣れてしまうと通常のJISレイアウトが窮屈に感じる程だ。英語を打つときにホームポジションに戻すと違和感を感じる。本来なら英語もこちらに合わせた方がいいのだろうが、他のパソコンをいじったときに違和感があるのも嫌なのでそのまま使っている。

 反面、真ん中のYHNキーに割り振った「」\はかなり押しにくいと感じた。仕事柄「」は良く使うのだが、毎回キーボードを見ながら押しているし、思わず元のキー(Enterの隣)を押してしまうこともしばしばあった。しばらく使っていたら慣れるだろうと思っていたが、なかなか慣れる物ではないようだ。

 

 最大の問題点としては、やはり前から気になっていた右手小指へのダメージだ。よくよく考えてみると、ローマ字入力の時は右手の小指薬指はOPキー専用のようなものだった。Lを使うローマ字は少ないし(私はら行はRを使っているし、小文字はXを使っている);を使うことなど日常では殆ど無い。また小指が腱鞘炎になりやすいとの事で、Enterも薬指で打つように変えたぐらいだ。

 ところが、NICOLAはとにかく右手小指を酷使する。

 右手小指の受け持っているかなは、「んっ+;ぇぴ・ぉゎ、‘“:*」と非常に種類が多い(人によっては後退とキャンセルが入るだろうが、私はBSをEnterキーの上でやっているので別のキーに置き換えている)。受け持ちキーが5つあるので当然ではあるのだが、その中でも良く使うかなは「んっ、」の3つだろうか(「ぴ」も意外とよく使うが)。

 ところがWeblog 61℃さんのひらがな出現頻度表を見ると、「ん」は全かな中でなんと3位、「、」は11位、「っ」は17位とかなり上位にいる。「・」もランキングに無いが、三点リーダーをよく打つ私には利用頻度がかなり高く、意識的には「ー」より多いくらいかもしれない。

 対して左手の小指は「う。ぅをぁぅヴゐゑ」と、「うを。」以外は殆ど使われない。「ゐゑ」などは空いているから突っ込まれてる文字で、日常では全く使われないといっていいだろう。どうして右手小指にここまで負担を掛けるのか、理解に苦しむところだ。NICOLAはいったい何を基準にしてキー配置を決めたのか不思議に思う。Wikiには下記の記述があるが、はたして本当だろうか?

 

 親指シフト - Wikipedia

「最も器用な人指し指の負担を重く、逆に不器用な小指の負担は軽くなるように設定」

 

 ちなみに右手の中指の受け持ちは「きのぎくるぐねむぺ」で、「の」が7位、「く」が14位、「き」は18位だ。あきらかに小指より使用頻度が低いと感じる。これを見るだけでも、NICOLAが普及しない理由がわかる気がするというものだ。

 

 また、同時打鍵にも問題がある。小指を使う同時打鍵をすると、どうしても叩くような押し方になってしまって、かなり小指に負担がかかるのを感じる。これが「NICOLAはキー音がうるさい」と言われる所以だろう。言葉の問題もあるかもしれない。「っ」は跳ねるような言葉に使われているため、ついキーを押す手も跳ねてしまうのだ。「しゃべるように打鍵する」のがマイナスに働いていると言っていい。できるだけ丁寧に押すように意識しているが、もともと同時打鍵はキーを押す力がかなり高い。叩くような打鍵になってしまうのはしょうがないかもしれない。

 

 そろそろNICOLAから先人の方々が作られた配列に移るべきなのかもしれない・・・。

 

アクセス解析追加

Qlookというところで無料のアクセス解析があったので貼り付けてみた。

こういう作業は本当に久しぶり。昔はHPとかせこせこ作っていたときに、色々探しつつ設定したもんだが、最近は本当に簡単になったなあ。

カウンターの数字は以前はてなダイアリーのときの数字をアバウトに足したもの。

 

f:id:hooligan:20150917200720j:plain

 

ORZその後

ここのところ会社でも家でもNICOLAORZレイアウトで日本語を書いている。

文字入力は基本的に問題ないレベルまできているが、たまにふと文字の場所がわからなくなり、慌ててキーボード画像を開いて確認するなんてことがある。見失う文字も大体決まっていて、「よ」「ぽ」「や」「ゆ」「ゅ」あたり。「やゆよ」は何度練習してもふとしたことで忘れる。大体そういうときは変換キーを押すタイミングが変で、一発で目的の文字がでてこないときにわからなくなるようだ。

ミスタッチする文字も割と決まっている。「ち」「ら」とかよくやるが、一番ミスタッチするのはなんと言っても「」だったりする。真ん中のキーが遠くてブラインドタッチはほぼできない。特にNキーに割り振ってる「\」は殆ど使わないこともあり、思い出すのにちょっと時間がかかるぐらいだ。小指の「」入力に慣れてるのがなかなか直らない。入力速度もあまり早くないようで、入力中に思わず変換キーを押してしまって入力全部やり直しなんてこともままある。

また、結構不便に思っているのが二つ。
ひとつはIME。私は基本ATOKを使っているのだが、やまぶきRに切り替えたすぐの時や、訳の分からないタイミングでやまぶきRがATOKを見失う。そういう時はIMEの切り替えでどうにかしているが、全く認識してくれないときも多く、ちょっとストレスに感じている。一度認識してくれれば結構続くのだが・・・。しばらくMSIMEをメインに使ってたぐらいなのだが、変換がアホでかなり使えない。
他にも、変換キーを押したときとスペースキーを押したときの変換が変だったり、変換間違いを戻したら訓読みにしか戻らなかったり、ATOKなどのIMEの変換についてはもっと煮詰めが必要なようだ。


もうひとつは英語の入力。
ローマ字入力の時はそのまま英語を打ってF10などで確定させることも多かったのだが、やまぶきRでF10を使うと「入力文字のローマ字読み」に変換されてしまう。これはかなり困る。しょうがないので頭文字を大文字にして英語入力するのだが、iPhoneとかiPad等の変則的な英語のときに本当に困る。一度頭文字を大文字にして入力し、その後消すなんてこともよくしている。(また最近新iPhoneが発売されたせいで頻度もかなり高いのだ。)
結局半角/全角キーを押すことが多く、そのあと上記のIME問題が発生するとかなりストレスになる。またORZ配列にしているせいで、英語入力のときは左へホームポジションに戻すのを忘れてそのまま入力し、全然違う英語になることも結構な頻度である。慣れの問題とはいえ、なかなか慣れないのは方式に問題があるからだ。打開策を考える必要があるようだ。

親指シフト用パッド

先日100均ショップのCanDoで「魚の目保護パッド」を見つけ、親指シフト用に使えないかと思って試しに買ってみた。

保護パッド 指間うおの目用 12枚入

保護パッド 指間うおの目用 12枚入

これが親指シフトのキーボードパッド用として高さや柔らかさがなかなか良くて、会社と家の両方でキーボードのスペースキーと変換キーに貼っている。100円で12枚も入っていてかなりお得感あり。形も色々あるようなのでお試しあれ。

他にも家具転倒防止用シリコンパッドなんかも使えそう。
100均は私のパラダイス。

I’m back.

さて、なんと9年ぶりにここを書いてみる。9月9日ということで縁起がいいんだか悪いんだか。

なぜ書く気になったかというと、本当に何年ぶりかにNICOLAに戻ってきたからだ。今は会社のキーボードに「やまぶきR」を入れてORZ配列でこれを書いている。まあ不自由は無いけど、まだまだリハビリが必要な感じ。

結局今までは、殆どローマ字入力で記述していた。
会社でもプライベートでも何度か環境が変わることがあって、やはりソフトを入れなければいけないNICOLAはちょっとだけ敷居が高く、そのままローマ字入力を使うことが多かった。ローマ字入力でそこそこの速さで入力できる(分速120字程度)私にとっては、あまり不都合を感じなかった。とはいえ、「Q→−」「L→っ」の変換辞書登録はしている。(「ん」に関しては、N連打であまり不都合を感じないのでそのままにした。)

それがどうして戻ってくることになったかというと、現在小説の仕事が来るようになって来て、どうしても入力の高速化が欲しくなったからだ。前回の〆切ギリギリの時に、ローマ字入力が凄く負担になることがあった。ボケた頭で高速入力しているとミスタッチを連発し、修正の際に複数の文字を入力しなおすのがとてもめどかった。
やはり入力速度を出そうとするならNICOLAだろうということで復帰したが、これがまたなかなか実用域まで達しない。それどころか、昔のNICOLAに対する不満まで復活する始末。こうなると、他の入力方法を試したくなるのが世の常。以前考えていた新しい入力方式や、新下駄配列、高速ローマ字入力AZIKなんて方法もあるので、現在でも迷っている。

とはいえ、高速入力に定評のあるNICOLAなので、使える状態まで持ってはいきたいところ。
NICOLAキーボードを買ってしまう前にある程度形にしたいものだ。

Atok使用時における変換・無変換・半角/全角キーの動き

今月に入ってAtokを使い出したわけですが、前から気になっていた3つのキーを調べてみました。

それは、[変換]・[無変換]・[半角/全角]キーの3つ。

この3つ、実はかなりトリッキーに動きます。


■文字入力前
[半角/全角]:IMEのON/OFF
[変換]  :ひらがな入力/半角入力
[無変換] :半角入力/ひらがな入力


[変換]と[無変換]は同じ機能をもっているんですが、ちょっと違います。
[変換]の半角は、Atokの機能のON/OFF
[無変換]の半角は、Atokの入力モード上の半角となります。
さらに[半角/全角]キー。これはOS上でAtokの機能を殺します。
同じように見えるんですが、実は3つの種類の半角があるわけですね。


まとめると、こうなります。
[半角/全角]:Atok自体のOFF(例:TVのコンセントが抜けている)
[変換] :Atokの機能のOFF(例:TVのメインスイッチがOFF)
[無変換]:Atokの入力モード上の半角(例:リモコンで電源OFF)


例みたいな感じでしょうか。
変にハマルといつまでたってもひらがなが出てこないって事もありますね。

と言うわけで、Atokをつかうなら最低でも変換キーは殺してしまった方が幸せになれます。
変換自体はスペースキーでもできる訳だし。変換のバックトグルはShift+変換キーですが、これは何かで代用しませう。

あと文字入力後確定前の動きもふれておきます。


■文字入力後(確定前)
[半角/全角]:入力文字を消す
[変換]  :変換。連打で次候補ページへ。
[無変換] :未確定はそのままでアルファベット入力


つーか、Atokってホントに入力のことまじめに考えてるんですかね・・・?